最近、Xbox版のFF16が発売されたという情報を見て「結構印象に残ったゲームだったな。もう一回じっくりやりたいなぁ」としみじみしてしまいました。
このゲームはPS5版が出た当時にすでにプレイ済み。
PS4でも発売されないかなぁと淡〜い期待を抱いていたけど、そんな情報は出ず・・・。
「やっぱ出ねぇかー。本体買わねば」とPS5抽選販売に申し込み、落選の日々を送ったのもいい思い出です(たしか最初に値上がりした直後に当たった)。
PS5も無事手に入れワクワクしながらやってみると、とにかくいろんな意味で印象に残る作品でした。
賛否両論あるタイトルだけど、私は素直に「やってよかった」と思ってます。
今回はそんなFF16の中でも、特に印象的だったキャラやシーンについて、個人的な視点でゆるっと語ってみようと思います!
思わず声が出たシーン
ゲームの没入度に比例してひとりごとが多くなるんですが、このシーンに関しては本当に声が出ました。でかいやつが。
それが、ザンブレク公国のディオン皇子と、その従者テランスのシーン。
この時点では正直、ディオンが敵か味方かはっきり分からないんですが、言動から滲み出る人柄で国民のために戦っている人格者ということが伝わってきます。
無理をして戦う主君とそれを心配する従者。
ああこれは、主従の絆を表すシーンなのかなと思ったら。
突然のキス。
「はぇ!!!???」 ←1人でやっているとは思えないドデカボリューム。
自分の声の大きさにビックリして思わず口を抑えましたもん。
それくらいまさかでした。
皇子と従者。男同士。おそらく立場的にも“許されない”関係。完全に禁断。
でも、純愛です。
ディオンはテランスに従者の真似ごとをさせてしまっていることを謝り、テランスはあなたのためならどんなことでもすると返すんです。
頼むからこの2人幸せになってくれ・・・!と思いました。
FFって恋愛描写も結構あるけど、このタイプの関係性はシリーズの中でも初めて出会ったので衝撃がすごかったです。
作品中No. 1の感動シーン
FF16って基本的に重たくてハードな展開が多いんですが、心がホッとするシーンもいくつかあります。
その中でも個人的にグッときたのは主人公クライヴの叔父、バイロンとの再会。
協力してもらおうと会いにいくんですが、クライヴは子供の時に死んでいると思っているので行っても信じてもらえるか分からない状況。
案の定、バイロンは斧を持って現れ完全に警戒モード。
これ、戦って分からせる流れになっちゃうのかな、と少し覚悟しました。
ところが、そこでとったクライヴの行動が本当に良くて。
ゆっくりと剣を構える“フリ”をして、英雄劇のようなセリフを言うんですよ。
その瞬間、バイロンの表情が変わって、目の前の男と幼い頃の甥っ子の姿が重なります。
そして、バイロンも自然と“悪役”のセリフを返すんです。
この時の言いながら泣き崩れるバイロンの姿に、こっちも泣きました。
あれは完全に2人にしか分からない、合言葉のようなやりとりで。
言葉を重ねるより、昔の思い出で心を通わせる、そんな再会の仕方がほんとに良かった。
クライヴも、自分自身を証明する手段を余計な言葉じゃなく“昔の遊び”にしたということが、おじさんのことを本当に信頼してるんだなってわかって、胸が熱くなりました。
このシーン、派手さはないけど、絆がぎゅっと詰まってて本当に大好きです。
一番好きなキャラクター
これはもう間違いなくトルガルです。
トルガルは、クライヴと子どもの頃から一緒にいる狼。
最初は「ペット的な存在かな?」と思ってたけど、プレイしているうちに“相棒”という言葉がしっくりくる存在になってきます。
クライヴがピンチの時は命懸けで守ってくれたり、時にはヒロインのジルに寄り添っていたり、彼女を守ることもあって、まさに頼れる相棒です。
そして何より印象的だったのが、トルガルに関するサブクエスト。
そのクエストで、生き別れている間トルガルはずっと、クライヴを探していたことがわかるんです。
もう、健気すぎて泣く。
あのダークで過酷な世界を、たった一匹で生き抜いて、クライヴを探し続けていたなんて……。
戦闘ではあんなに頼もしいのに、きっと離れていた間は寂しかったんだろうなって思うと、愛しさが止まらないです。
バトルでは、攻撃・回復などめちゃくちゃ活躍するし、フィールド移動中は撫でることができる。
これがまたたまらんのですよ。
別に意味はないんだけど、気づいたら無駄に撫でてる。何回も撫でてる。
トルガルを撫でられるだけで、ちょっと心が軽くなるんですよね。
可愛かった、とにかく可愛かったです。
さいごに
この記事では個人的に印象に残ったシーン、キャラクターについて書きましたが、グラフィックやアクションも魅力の一つです。
特に召喚獣バトルは映画並みの迫力とクオリティで、これを操作しているのが不思議な感覚で、笑ってしまうくらいすごかったです。
シリーズでは珍しくダーク色が強く、大人向けの重厚なストーリーが展開される本作。
もしこの記事を読んで「FF16やってみようかな」と思ってもらえたら嬉しいし、もうプレイ済みの方が「わかる!」って共感してくれたら、それもまた最高です。
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