リマスター版で初めてプレイしたんですけど、いやぁ〜面白かったです!
古き良きRPGといった感じで、名作と呼ぶのに相応しい作品だと思います。
ネタバレなしで感想を書いていくので、やったことないけど気になっている方に少しでも「面白そうだな」と思ってもらえたら幸いです。
ちなみに、アニメ化も決定しています!
あらすじ
主人公と幼馴染のジョウイは、ハイランド王国の少年兵士として敵対する都市同盟軍との戦いに参加していた。
長く不毛な戦いの末、両軍の間に結ばれた休戦協定。
明日には街に帰れる。
そう2人で話していた矢先に都市同盟軍の奇襲を受け、所属していた隊はほぼ全滅。
炎に包まれる駐屯地には隊長であるラウドとハイランド王国の皇子ルカ・ブライトが立っていた。
この奇襲は再び戦いを引き起こすために都市同盟軍の仕業と見せかけて仕組んだ、ルカの策略。
そのことを知ってしまった主人公とジョウイは都市同盟軍のスパイという無実の罪を着せられ、王国に追われる身になってしまい、次第に大きな戦いに巻き込まれていく・・・。
108人以上のキャラクターが織りなすストーリー
幻想水滸伝シリーズの特徴の一つが仲間の多さだと思います。
その数、108人。
公式の情報で知ってはいたんですけど、信じられなくて「本当か?」と思ってたんです。
本当だった・・・。
全員がパーティーメンバーとして編成できるというわけではないけど、拠点となる城で宿屋や道具屋を開くキャラがいたり、軍師として主人公を支えたりと役割はさまざま。
それに加え敵キャラとかもいますからね・・・。
たくさんの登場人物が織りなす重厚なストーリー、面白くないはずがない!
立場や種族の違いからの対立や、守るべきものの為に戦っていたりとそれぞれのキャラクターが持つ強い意志が深いドラマ生み出しています。
それぞれのキャラの気持ちを思うと、本当に心揺さぶられました。
一方でここまで人物が多いと、この人誰だっけとか、ストーリーとっ散らかったりしないか?なんて思ったりしたんですが、そんなことはなかったです。
仲間の多くは寄り道しないと出会わなかったり、加入条件があったりするので、ぶっちゃけ仲間にしなくてもストーリーは進んでいきます。
メインで関わるキャラは大体決まっているので(それでも多いと思うんですけど)、余計な心配もなく入り込めました。
この108人の仲間は普通にゲームを進めていたらまず集まらないと思うんですが、全員を集めて条件を満たすとエンディングが変わります。
これからプレイされる方がいればぜひ見てもらいたいです。
私は少しウルッときました。
印象に残ったキャラクター
数多くのキャラクターの中でもメインストーリーに関わる重要人物3人をピックアップします。
敵対する皇子 ルカ・ブライト
敵対するハイランド王国の皇子であり、本作の悪役であるルカ・ブライト。
こんなに悪という言葉が似合うキャラも中々いないんじゃないかな。
“狂皇子”と呼ばれるほど残酷で非道で、何の罪もない村を滅ぼしたりと、とにかくやりすぎな奴です。
そんな奴なんですが、私の中の好きなセリフランキングを動かしたんですよね。
主人公と一騎討ちをするシーンの後に言ったセリフなんですが、ここまでくると逆に自分を貫き通しててカッコいいな、と思ったんです。
どこまでも悪役なルカらしくて、すごく印象的でした。
主人公の義理の姉 ナナミ
登場シーンから私の心を掴んだ主人公の義姉ナナミ。
テンション高めで弟をいい感じに振り回してるんですよ。笑
明るくお転婆な彼女ですが、とても家族思い、友達思いな一面もあって、弟とその親友のジョウイが戦いに巻き込まれていくのを見てすごく不安で辛そうなんです。
それでも明るく振る舞う様子がとても健気で、切なくなります。
そんなナナミなんですがプレイヤー次第で運命が大きく変わります。
そういう部分も相まってとても思い入れ深いキャラになりました。
主人公の親友 ジョウイ・アトレイド
主人公とナナミの幼馴染であるジョウイは子供の頃から一緒に過ごすことが多く、まさに親友と呼べる存在。
守るべきもののため主人公以上に激動の人生を歩んでいきます。
ストーリー序盤でジョウイは進むべき道を決め行動を起こすんですがその真意がわからなくてずっと、どうしてなんだジョウイ!と思いながらプレイしていました。
立場が変わってしまっても“親友”としてのジョウイを見るたび、本当にその道しかなかったの?いつも2人と一緒にいたじゃん!と、もどかしくなります。
自分を犠牲にしてでも選んだ彼の道の行く末もぜひ見届けてほしいです。
さいごに
タイトルは何となく知ってたけど今まで触れる機会が無かったんですが、いざやってみるとどうして今まで知らなかったんだろうと思うくらいすごく引き込まれました。
ピックアップした3人以外にも魅力的なキャラクターがたくさんいますし、関係するストーリーも心に響くものばかりです。
もし子供の頃にプレイしていたらここまでの感動はなかったかもしれません。
大人になってからこのゲームに出会えてよかったなと思いました。
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